二酸化塩素
 
  CAS # 10049-04-4
ClO2 分子量 67.45
黄、ないし赤黄色のガス
水溶性 6g 〜 10g/l水に溶解(冷水)
塩素や硝酸に似た刺激臭
大気中に10%以上(100,000ppm)の濃度になると爆発性が生じる。
   
 
製 法
 
  5NaClO2- + 4H+ →4ClO2 + 2H2O + Cl-
   
  2NaClO2 + Cl2 →ClO2 + 2NaCl
2NaClO2 + NaOCl + 2HCl →2ClO2 + 3NaCl + H2O
2NaClO3 + H2SO4 + SO2 →2ClO2 + 2NaHSO4
   
  二酸化塩素の殺菌力
 
 

水道水の殺菌の認可基準は投与量2.0mg/l以下、残留基準値は0.6mg/l以下、また遊泳用プール水を二酸化塩素で殺菌するときの基準値は0.1〜0.4mg/l。
遊泳用プールに関して次亜塩素酸ソーダーの残留値は0.4〜1.0mg/lであり、殺菌力は二酸化塩素が同等以上と思われる。(以上日本)
二酸化塩素は1944年ナイアガラで最初に異臭味対策に採用されました。
除鉄、除マンガン効果は塩素より大であり、大腸菌、ウイルス(外被蛋白の致死的障害)等への致死力は強く、高pH、アンモニア存在下でも殺菌効果があり、又トリハロメタンを生成しにくい。(Don Gates, PhD The Chlorine Dioxide handbook 1997, AWWA)

国立公衆衛生院の平成3年度“水道における二酸化塩素の研究”によると、Benardeら(1967)1は糞便から分離した大腸菌を用いて二酸化塩素消毒に及ぼす水温の影響について検討した。0.25mg/lの二酸化塩素添加で大腸菌を99%不活化に要した時間は、5℃、10℃、20℃、30℃においてそれぞれ190, 74, 41, 16秒であった。

1)M.A. Benard, et al: Chlorine Dioxdie Disinfection temperature Efficts.J.Appl, Bactrriol., Vol.30.159-169(1967)

   
   
 
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